2008年12月13日

原点のパン





私の原点の天然酵母パンって。。。
カンパーニュかも。
じんわり粉の味がして。
うまく酵母と付き合いきれなかった頃、何回も何回も練習したパン。
だからどこかに行くとき。。。必ず持って行きたくなるパン。

仕込み水。18℃。
捏ね。15分。薄い皮が出来るまで捏ねる。
捏ね上げ温度。20℃。

18時~ 常温発酵(18℃)

そして疲れがたまっていたのか相当な寝坊!
9時に丸め直し。弾力はあり。ベンチタイム15分
9時20分 成形。2次発酵 28℃ 35分。
300℃30分予熱。 180℃30分焼成。

一時発酵はおそろしく時間とってしまったけれど、外見は一番いい出来!
(でも中は気泡が均等に入るといいのだけれど!)

家庭で焼くパンなら。。。
パンの声に耳そ澄まして、待ってあげるのがいいみたい♪

  


Posted by あんこだま at 22:01Comments(0)bread

2008年12月13日

幸せな光景

私のパンの先生の話。

教室「しろつめくさ」を主宰して、いつもどこかで先生を意識している私がいます。

先生のすごかったところ。

初めて教室に通ったころ、3番目のお子さんは1歳未満でした。
場所は東京。しかも転勤族。
子どもはご自身で見ながら(時には1時間以上もオンブをして)、教室をされていました。

あまりにも自然に見えたので。。。
子どもがいる教室にちっとも違和感を感じなかった私。
でも母となった今、そのすごさが分かります。

そして先生のさらにすごいところ。
私、先生のところに約8年くらい通っていて、
たった1回しか、子どもを怒っているのを見たことがなかったこと。

先生の言葉。
「どこに軸足を置くかよね。」
きちんと家庭に軸足を置いていることを選んでいた先生。

そして自分の強みも自覚されていたと思う。
「私の教室はおしゃべり、ゆっくり教室。
頑張って頑張ってお勉強する人はあまりいないのよね~。」
仕事をしながらの私はだからついていけたんだと思っています。

それに。。。
先生には伝えたことがないんだけれど、
実は人生のターニングポイントでのキーマンでした。

私、すごく結婚を迷っていました。
当時公務員で、このままこの仕事を続ける限り。。。定年まで働ける。
自立心の強い私にとって、それはすごく魅力的だった。

でも。。。
心の中で、職場で会う女性達と、先生と、
私がなりたいのはどっちだろう。。。と考えたとき、

私は先生のようになりたいと思った。
それが結婚できた理由。仕事を辞めることができたきっかけ。
今でも間違えていなかったなあって思う。

先生を思い出すとき、強く心に残っている光景。

それはダイニングテーブルで
帰ってきた子ども達がランドセルも下ろさずに、母としての先生に今日の出来事を話す光景。

家事に途中ではなくて、ゆっくり椅子に腰掛けて、同じ目線で話す母。
そして静かに、でもとっても楽しそうに話す子ども。

私、一生忘れないんだろうなあ。。。。



  


Posted by あんこだま at 00:11Comments(4)私時間