2009年12月31日

「いのちのハードル」木藤潮音

ママイキ112期長野、最終日。
クリスマス前だからとプレゼント交換の代わりに本の交換会をした。

私は選んだ本を遅れてきたTちゃんと交換。

2冊入っていた本。
「1リットルの涙」と「いのちのハードル」。

脳機能はそのままに身体機能だけが失われていき、最後は死に至る難病と闘う女の子と、その母の手記。

感激、感動もしたけど、まだ消化しきれていない。

でも「いのちのハードル」の冒頭で載せている亜也さんの詞。

生きている人として、
親として、
娘として
問われずにはいられない。

私も言い訳をして家族に甘えすぎてはいないか。

親として子ども達に愛を伝えきれているのだろうか。
大人として姿勢を正した生き方をしているのだろうか。

今を、自分を
ありのまま受け入れているだろうか…。

どんな状況であっても
諦めず
光を見つけだそうとしているだろうか。


いっぱい自分に問いかける。

Tちゃん、素敵な本をありがとう。

以下「いのちのハードル」から抜粋。

題、お母さんへ

わたしは、大きな人間になりたい。

すべての罪を許せる人でありたい。

四十五歳のお誕生日、おめでとう。

心の中にいつも信じてくれているお母さんがいる。

だからいつも自分を信じて行動ができるんだってわかったの。

「障害」を背負ってかなりまいっているけれど頑張るわ。お母さんの子だもん。
(中略)

お母さんの後光が見えてきたような気がするんです。
病院であんなにたくさんの友人ができたのも、お母さんのおかげです。

お母さんのまねをして、挨拶をしっかりしたからなのです。

(中略)

そしていつも笑顔を忘れないでいました。

お母さんの誕生日にあたって、わたしは反省しています。

これまで言葉足らずだったね。

その代わりお母さんには甘えてしまい涙がよく出ました。

弟や妹もだんだん大人になります。

この上、わたし一人が立ちおくれてイジイジへたばっていてはいけない。

思うように動かないとわかっていながらも、はっきり「できない」と言えず、みんなにいやな思いをさせてしまった。

これからはもっと態度をあらためていこうと思うの。
お母さん。

なるべく長生きしてね。

わたしの幸せな姿、生きている姿を見せてあげたいから…。

苦しんで苦しみぬけば、きっと向こうには、虹色の幸せが待っているよね。

そう信じましょう。

じゃあ、おやすみなさい。お母さん。  →続きを読む


Posted by あんこだま at 14:13Comments(0)book