2009年10月20日

海瀬さんの郷土料理教室10月

海瀬さんの料理教室も残すところ、あと1回。。

昨日のメニューは
・栗ご飯
・いもなます
・野沢菜漬け
・お豆の煮物
・豚汁
・おからドーナッツ
・お豆腐の吹き寄せ
でした。








今日も盛り沢山な内容です。

海瀬さんからおしえていただけることは
マナー。

実家は転勤をし、親戚付き合いが全くなかったので
(父方の従兄弟は覚えている限り3回くらいしか会っていません!名前も覚えていない。。)
気の合う人とだけ付き合ってきた我が家。

なので自由な家風に育ちましたが。。
私、相手を気遣うとか、社会常識とかが全くないのです!!!!

お嫁に来た頃は
旦那さんの家の風習や
そこで育った旦那さんとの感性の違いに本当に驚きました。。

女性っていう生き方がすごく難しい!
昔からの慣わしを一番知っていて、守っているのが女性な気がします。
最初はそれを受け入れられないことの方が多かった。

友人から言われてハッとした言葉。
「私たちの世代って、男女平等と育てられたけど、
女としての艶やかさは持っていないといけないよね。」

彼女、本当にいいお茶汲みができるんです!
立ち居振る舞いが綺麗なの。
私、お茶だしを馬鹿にしていた、と思いました。

彼女と出会って、その振る舞いを見てから
長野で女として生きることが心のどこかに残るようになりました。

風習は変えていった方がいいところもいっぱいある。
でも日本女性が美しく感じるその瞬間は自分でも作れるようでありたい。

海瀬さんからも、日本人として、長野人としての女性の良さが
学べるんです。

「誰かが訪ねてきたら、もてなしができないと。」

おもてなし、って。。本当に奥が深い。



今日は農文協の役員をなさっている池田玲子先生も合流し、
なんと来月から北信の食文化を次世代に残す会合を定期的に開くことになりました!!

そこで池田先生から聞いた言葉。

継承ではなく、
伝承していって欲しい。


池田先生達70代の方達とお話するたびに
時代のあまりの変化に驚きます。
今の70代の方々はぅっと生きることに必死でした。
食べることも、遊ぶことも命がけ。

だから育った感性というのはいっぱいあるのです。


「料理とは音、臭いで感じ取るもの」


その通りだな~と思います。

今日は白和えを作るとき豆腐をすり鉢ですりました。

私なんてヨタヨタ。
でも熟練の方がやると。。
なんともいい、安らげる音がするんです。。
周りにいたママ達、あまりの安らぎに眠気覚えていましたよ。

見ることも大事。
でも今はそこだけに偏りすぎている。

感性を失いつつあるこの時代。

果たして私たちは次世代にこの貴重な技をどう伝えていったらいいんだろう。


これがこれからの私の命題。



写真はのちほどアップします!  


Posted by あんこだま at 12:26Comments(0)料理教室