2009年05月21日

「この世でいちばん大事な「カネ」の話」






西原理恵子さんにはとても興味があった。
以前確かNHKの番組でアルコール依存症の旦那さんを抱えながら
子育てをし、絵を描く仕事を続けていたことを話していたから。

当時、引越しをして旦那さんが心の風邪を引き、
本社に帰ってきて手当てが減り、旦那さんのお給料も少なくなり、
私はやりたかった夢を置いてきて、
子供たちは喘息がひどくなり、
なんだかど~んと心が暗かった。

この中でも
お金がないってことはこんなに苦しいんだって気づいた。

先日のキャリマセミナーでも他のママから
「何でそんなに頑張れたの?」って聞かれ、いっぱい理由はあるんだけれど一番大きなものは
「お金なかったから頑張れた」んだと思う。

ただこのお金という価値観はやっかいなもので
心のどこかにお金をとやかく言うのは格好悪いと思っているところがある気がする。

だからずっと自分の中で四苦八苦しながらこの1年お金という価値観と向き合ってきた。

1年前の私は
「お金なんてなくてもどうにかなるもの」だと思っていた。

今はお金だけでは幸せにはなれないとは思うけれど
お金があれば多分私は自由になれる気がする。
そして大切なものを守れる気がする。

自由になった自分を見てみたいなって強く思う。

4月からちょっと自分に負荷をかけて働く時間を増やして
得るお金を増やした。
だから今度こそ!!
とりあえず1ヶ月、家計簿つけよう。

。。。。公言したからにはやらねば。。。


西原さんのこの本。
若者向けに書いてあり、とっても読みやすい本です。

西原さんの苦悩やこれまでの生い立ちや軌跡、大切にしたこと、お金について感じてきたこと、世界について。。。
赤裸々に心の想いをぶつけるように書いてあります。
女性が自分らしく生きていこうとするとき、お勧めの本です。


「人が生きていくということは、もしかすると遠い遠い家路なのかもしれない。

働いていてよかった、自分の仕事があってよかった。

お金には、そうやって家族を、嵐から守ってあげる力もあるんだよ。

いざというとき、大切な誰かを安心な場所にいさせてあげたい。

そう思うなら働きなさい。
働いて、働いて、お金を稼ぎなさい。
そうして強くなりなさい。
それが大人になるっていうことなんだと思う。

貧しくて、かなしい出来事をたくさん見てきた子ども時代のあの場所から、私も、とうとう、そう思える場所までたどりついた。

家族の笑顔がある場所。しあわせで安心な我が家に。」






  


Posted by あんこだま at 23:18Comments(4)book