2009年09月18日
農文協・池田玲子先生のインタビュー
うむうむ通信が配布されています。
今号は
お産なんでもトークに参加した
NPO法人e-MADO病気の子どもの総合ケアネット事務局の亀井智泉さんの投稿や
(お産トークの大切さに心がほろっときます)
ロハスカフェ「環境とからだといのち」
~もっと知りたい!!エコナプキンのこと カラダのこと~
も特集されていて、
と~っても盛りだくさん!
充実した内容となっています!
是非手にとってくださいね。
各児童施設(じゃんけんぽん、助産所ほやさんには必ず置いてあります)
でご覧くださいね。
代表のなかえちゃんとは今、ママイキ112期長野の主催をしています。
このご縁に感謝☆
第2回目のインタビューは農文協役員の池田玲子先生です。
情報誌KURAno91「郷土食百貨」で巻頭言を書いていらっしゃいます。
みなさん、農文協ってご存知ですか?
農文協とは、農と食・健康・教育を軸として、総合的活動を展開する文化団体です。
池田先生は40年長野県職員として農村の生活改善事業に勤務され、
現在は農文協の役員をなさっています。
ですから食と農のスペシャリストであります。
今流行りの「食育」。食べることは命をいただくこと。
でもどうしたら子ども達に伝わるのでしょうか。
また今の私たちの食事情から池田玲子先生が見えるものをお聞きしました。
・ 命っていとおしい
「では題材をじゃがいもとしてみましょう。
じゃがいもの身になって、命の仕掛けを感じてみましょう。
もうすぐじゃがいも堀りが始まりますよね。
どうしてじゃがいもって土寄せをするのかしら。
それは土にいた方が安全だから。
では土からはみ出しちゃったじゃがいもは?
そうそう、緑になってエグミが出ます。
何でエグくなるのでしょう。。。
それはじゃがいもが自分で命を守っているんですよね。
エグイと人も獣も食べません。
またじゃがいもの芽には毒がありますよね。
調理の時にただ取り除くのではなくて、その訳を子供たちと一緒に考えてみましょう。
自分で芽を守っているんです。
じゃがいもが自分で命をつなぐ仕掛けを持っているんです。
いとおしいわよね。」
・ 食べることは命のリレー
「また食育は農から始まらないといけません。
収穫は農作業を繰り返して待って、待ってやっと出来るもの。
自分の力だけではできないということがよく分かります。
例えば田んぼの土1センチが出来るのは10年かかるのよ。
収穫できたのは耕してきてくれたご先祖さまのお蔭でもあります。
私たちが子供だったころは、初物は東を向いて頭を下げ、
神棚に上げてから家族全員で少しずついただいものなんです。
それが自然に寄り添って生きてきた日本人の原点なのよ。
世界は全部つながっていて、次の世代にリレーする命の営みなの。
食べるっていうことはありがたい、お蔭様でと感謝しながら
自然の一員であることを感じて命をつなげることなのよ。」
・ 現在の日本の食事情から見えるもの
「今、日本人の心が見失われているような気がします。
自給率は40%を切り、山やむらは荒廃が進んでいます。
食べ物がほしいと工業製品を売って買えばいずれ以前と同じく戦争になります。
海外の買った先の農民はいかに苦しんでいることか。
日本人としての心を手放してしまったのは戦争が全ての始まり。
私は自分の人生をこんな日本にするために頑張ってきたわけではないという思いがあります。
是非長年培ってきたほんもののくらしの知恵や技を、昭和を生きた人間の置土産、
世直しとして次の世代に残していきたいと思っています。」
池田玲子先生、お忙しい中お時間をいただきありがとうございました。
~インタビューを終えて~
戦後のまだまだ男性優位の環境で女だって出来る!と仕事に奮起されてきた池田先生。
でも無我夢中で仕事をしてきた結果
「子供を生んでよかったのだろうか」という思いが今尚あるそうです。
そんな女性の歩みがあるから今の私がある。
今は今の時代の課題があるけれど、
平和を愛し、オンナだからこそ感じることを大切に生きていきたいと思いました。
哀しみを知っていらっしゃる先生だからこそ見える、小さな命の輝き。
先生が紡ぎだす、命の物語りを多くのママに知ってほしいと心から思いました。
ひろっしゅコーチのブログ
http://plaza.rakuten.co.jp/hmproject/
ママイキブログも立ち上げています。
コチラもご覧ください!
9月にひろっしゅコーチのDVD無料上映会を開催します!
詳しくはコチラから♪
今号は
お産なんでもトークに参加した
NPO法人e-MADO病気の子どもの総合ケアネット事務局の亀井智泉さんの投稿や
(お産トークの大切さに心がほろっときます)
ロハスカフェ「環境とからだといのち」
~もっと知りたい!!エコナプキンのこと カラダのこと~
も特集されていて、
と~っても盛りだくさん!
充実した内容となっています!
是非手にとってくださいね。
各児童施設(じゃんけんぽん、助産所ほやさんには必ず置いてあります)
でご覧くださいね。
代表のなかえちゃんとは今、ママイキ112期長野の主催をしています。
このご縁に感謝☆
第2回目のインタビューは農文協役員の池田玲子先生です。
情報誌KURAno91「郷土食百貨」で巻頭言を書いていらっしゃいます。
みなさん、農文協ってご存知ですか?
農文協とは、農と食・健康・教育を軸として、総合的活動を展開する文化団体です。
池田先生は40年長野県職員として農村の生活改善事業に勤務され、
現在は農文協の役員をなさっています。
ですから食と農のスペシャリストであります。
今流行りの「食育」。食べることは命をいただくこと。
でもどうしたら子ども達に伝わるのでしょうか。
また今の私たちの食事情から池田玲子先生が見えるものをお聞きしました。
・ 命っていとおしい
「では題材をじゃがいもとしてみましょう。
じゃがいもの身になって、命の仕掛けを感じてみましょう。
もうすぐじゃがいも堀りが始まりますよね。
どうしてじゃがいもって土寄せをするのかしら。
それは土にいた方が安全だから。
では土からはみ出しちゃったじゃがいもは?
そうそう、緑になってエグミが出ます。
何でエグくなるのでしょう。。。
それはじゃがいもが自分で命を守っているんですよね。
エグイと人も獣も食べません。
またじゃがいもの芽には毒がありますよね。
調理の時にただ取り除くのではなくて、その訳を子供たちと一緒に考えてみましょう。
自分で芽を守っているんです。
じゃがいもが自分で命をつなぐ仕掛けを持っているんです。
いとおしいわよね。」
・ 食べることは命のリレー
「また食育は農から始まらないといけません。
収穫は農作業を繰り返して待って、待ってやっと出来るもの。
自分の力だけではできないということがよく分かります。
例えば田んぼの土1センチが出来るのは10年かかるのよ。
収穫できたのは耕してきてくれたご先祖さまのお蔭でもあります。
私たちが子供だったころは、初物は東を向いて頭を下げ、
神棚に上げてから家族全員で少しずついただいものなんです。
それが自然に寄り添って生きてきた日本人の原点なのよ。
世界は全部つながっていて、次の世代にリレーする命の営みなの。
食べるっていうことはありがたい、お蔭様でと感謝しながら
自然の一員であることを感じて命をつなげることなのよ。」
・ 現在の日本の食事情から見えるもの
「今、日本人の心が見失われているような気がします。
自給率は40%を切り、山やむらは荒廃が進んでいます。
食べ物がほしいと工業製品を売って買えばいずれ以前と同じく戦争になります。
海外の買った先の農民はいかに苦しんでいることか。
日本人としての心を手放してしまったのは戦争が全ての始まり。
私は自分の人生をこんな日本にするために頑張ってきたわけではないという思いがあります。
是非長年培ってきたほんもののくらしの知恵や技を、昭和を生きた人間の置土産、
世直しとして次の世代に残していきたいと思っています。」
池田玲子先生、お忙しい中お時間をいただきありがとうございました。
~インタビューを終えて~
戦後のまだまだ男性優位の環境で女だって出来る!と仕事に奮起されてきた池田先生。
でも無我夢中で仕事をしてきた結果
「子供を生んでよかったのだろうか」という思いが今尚あるそうです。
そんな女性の歩みがあるから今の私がある。
今は今の時代の課題があるけれど、
平和を愛し、オンナだからこそ感じることを大切に生きていきたいと思いました。
哀しみを知っていらっしゃる先生だからこそ見える、小さな命の輝き。
先生が紡ぎだす、命の物語りを多くのママに知ってほしいと心から思いました。
ひろっしゅコーチのブログ
http://plaza.rakuten.co.jp/hmproject/
ママイキブログも立ち上げています。
コチラもご覧ください!
9月にひろっしゅコーチのDVD無料上映会を開催します!
詳しくはコチラから♪
Posted by あんこだま at 06:21│Comments(4)
│うむうむインタビュー
この記事へのコメント
Posted by ニコル at 2009年09月18日 15:50
>ニコルさんへ
こちらこそ読んでくださってありがとう。そもそもこのインタビューは自分が会いたい人の話を聞くチャンスを作ることと、その話を誰かに伝えたくて、始めたいと思ったのです。
長文ですがありがとうございます。
こちらこそ読んでくださってありがとう。そもそもこのインタビューは自分が会いたい人の話を聞くチャンスを作ることと、その話を誰かに伝えたくて、始めたいと思ったのです。
長文ですがありがとうございます。
Posted by あんこだま
at 2009年09月19日 06:54

長野には、すてきな方が たくさんいらっしゃいますね~。
命のはぐくみ、恵み。
頭ではわかっているものの こんな風に お話いただけると、
心にすとんときます。
今日も ステキなお話をありがとう。
命のはぐくみ、恵み。
頭ではわかっているものの こんな風に お話いただけると、
心にすとんときます。
今日も ステキなお話をありがとう。
Posted by 和久田ミカ at 2009年09月19日 08:54
>和久田ミカさんへ
池田先生はお話はとても素敵なんです。でも先生の「このままじゃあ死ねない」とまで思う、生きる姿勢や行動力も尊敬しています。先生の言葉には芯を感じます。
池田先生はお話はとても素敵なんです。でも先生の「このままじゃあ死ねない」とまで思う、生きる姿勢や行動力も尊敬しています。先生の言葉には芯を感じます。
Posted by あんこだま at 2009年09月21日 15:01
勉強したいと思って、真剣に読みました。
伝えて下さって、ありがとう!