2009年05月16日

「小三冶」

「小三冶」




自分の生き方、今の自分がすごく肯定されたような気分になった。
私ってまだこの年。
もがいたって、いいじゃん。

昨日義理の父母が善光寺の回向柱に触りにきたお陰でこの情報getできました。
「小三冶」


送り迎えの待ちの間、エプロン展をやっていたcafeナノグラフィカさんにあったチラシ。

ドキュメンタリー映画「小三治」

行きたい。
いつ?
?明日!!!
ベーグル注文あるし。。。
。。。。それは早朝に回そう。
行こう、観たい!!!
普段絶対に裂くことをしない睡眠時間を削り、観に行ってきました。


長野って本当にいいチャンスがいっぱい。
ただそれをつかむのが本当に大変。情報がありすぎて。
この映画も複数の人に紹介したかった。。。
もうちょっと早く情報つかむこと、出来ないかな。。。


このドキュメンタリー映画は小三冶師匠を5年間取材し、まとめたものです。
小三冶師匠はNHKの「プロフェッショナル」にも特集が組まれたりしていて
師匠の高座は『こころの底から素直に惹きつけられる話』(紹介チラシより抜粋)として
支持されています。
メモを取りながら観ていたわけではないので紹介する言葉のニュアンスが異なる場合はご容赦ください。


師匠は哲学者のようだった。
でもそれは言葉遊びでは全くなくて。
言葉、一つ一つに重みがあって、且つ自分の生き方と直結している。
だから日々自分と、落語と格闘している。。。

小三冶師匠が自分の真面目さ、生い立ちを受け止め、
だから落語家という職を「逃げ込んだ」「向いていない職業だから大変なんだよ」と言いながらも
芸だけではなくて、「人間磨き」を推奨する。

私の好きな言葉に灰谷健次郎さんの
「優しさは厳しさをくぐりぬけたところにある」があります。
それと全く同じことを感じました。
笑いは哀しさと根は同じなんだなって。

地方公演で小三冶師匠が兄弟師匠を紹介したときお客さんは笑い、兄弟師匠は泣いていた。
私にとっては印象的な場面で、兄弟師匠は
「(小三冶師匠が)僕を紹介するといつも泣けてきちゃう。それは小三冶さんの人間性から。そしてお客さんが自分が泣いているのを分かって笑ってくれるのが有難い。」と言っていた。
笑いって昇華だったんだ。


小三冶師匠の弟子育ては私にとっては子育てにも見えた。
「何も教えなくていいんだよ、ただ見ているだけで。」

柳家一門は飲食の後はみなさん必ず机の上を拭くそうです。
決まっているわけではなく、教えられたわけでもなく、無意識に机の上を拭く。

先日真打になった弟子にかけた言葉は三言ぐらい。
しかも噺初心者だったからかけた言葉だった。

人を育てるのに、しっかり見守ることが大事で、かける言葉なんて本当に少なくてよくて。
それよりもしっかり親自身が生きていけばいいんだなって感じた。

師匠は生きるのに一生懸命だ。
趣味にしたって、スキーも、歌も上手い。絵になるのだ。
その根底にあるのは。。。
自分探しであり、自分の成長のため。

「噺っていうのは言葉に心をのせるからいいんだよ。」
「自分が楽しまなくっちゃ、人は楽しめないんだよ。」
「ずっ~と自分さがし」

師匠の落語鰍沢は本当に圧巻だった。
情景が見える。感じる。熱中する。
心で面白い!って思っていた。
スクリーンでこれだけってことは。。上野に行ってナマ小三冶師匠聞きたくなった。

今回またご縁があって創生座さんで観る事が出来た。
超!満員御礼。1日限りの上映だった。
もしお近くで観ることが出来たら。。。お勧めです!!!
私ももう1回観たい!!




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Posted by あんこだま at 05:59│Comments(5)私時間
 

この記事へのコメント

あんこだま さん
こんばんは。
小三治さんの映画、観に行かれたのですね。
琴線に触れる内容であったご様子。
あんこだまさんご自身が昇華されたのですね。

私は丁度、午後に子どもの用事が重なり行けませんでした~。ああでも、そんなに良かったのなら夜の部に都合をつけてでも行きたかったですね~。機会をうかがって、観たいなぁ。何処かで上映しないかしら。

ええと私、オフィス・マユさんのDM会員になってまして、《小三治さん情報》そちらで知りました。先日メールの大賀ホール情報もそちら経由です。それから相生座のHPを随時チェック!渋めのお好み映画がやって来るものですから。(←そうだ!こちらはナガブロでもブログを開いてらっしゃるから読者登録しておこうかな~。)

~追伸~
ナノグラフィカさん、先日行きましたよ~ん。
こめや東町さんのおにぎりと蕎麦がきぜんざい、オオヤミノルコーヒーをいただいて、まったり。
エプロンを買ってゆく方もおられました^^。
Posted by ことのはことのは at 2009年05月16日 23:09
>ことのはさんへ

残念です。。とってもよかったです。周りのお友達で観た方も絶賛していました。今じゃ私の机の前には師匠がいます(笑)超満員御礼だったので、またリバイバルしてほしいです!他の開催地は複数日でしたね。

相生座さんはすっかりファンになったので、私もブログチェックすることにいたします。それとオフィス繭さんもチェックして、長野に来たからにはショパンかドビュッシーの夢も叶えたいと思います!
Posted by あんこだまあんこだま at 2009年05月16日 23:54
早速のお返事、ありがと~うございます♪
超満員御礼でしたか。(アニメ・ルパン再放映のときも空いてたのに。そんな状態、見た事ないです。・・・ゴメンナサイ、相生座さん^^;)
その日は午前中おはなしボランティアでして、仲間の友人もご夫婦で「小三治さんの映画」を観に行くのだとおっしゃってました。これは是非、感想を聞かねば!
その方には、桂米朝さんの「地獄百景」CDをお借りしたのです。米朝さんも、好きなのです。私。

んんん~。
小三治師匠の魅力に触れたいわ~っ♪
Posted by ことのはことのは at 2009年05月17日 00:15
~追伸~
チェックしてみてくださーい!
クラシック音楽情報もお待ちしております。
色々と教えてくださいませね。
Posted by ことのはことのは at 2009年05月17日 00:17
>ことのはさんへ

音楽の感想ですね!言葉にしたことがそういえばないです。新たな発見ができるかもしれないですね!
いつも色々な視点、情報をありがとうございます☆
Posted by あんこだまあんこだま at 2009年05月17日 08:05
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