2009年01月09日

心のふるさと

今日、食と農の環つくりリーダー養成講座の仕上げとして。。
「食の文化祭」が行われました。
内容は演示と「私の伝えたい料理」の展示発表(試食つき)です。

今日痛感したこと。

家庭の味って心のふるさとなんだ。。。

伝えたい料理=おふくろの味って一言も書いていないのに。。。
きちんと親の手料理、特におやつをもらっていた方たちはそれを作ってきていました。
不思議。

普段の3食には申し訳ないけれど、
やっぱり間食っていつの時代でも特別だったのかな。

でも材料は手がかけられているけれど、質素なもので。
芋の煮っころがしだったり、
干しい(冷めたごはんを干して揚げたもの)だったり、
こねつけだったり。

そしておふくろの味を伝えたい、と言っている人たちの年齢が
70代前後なのも気になった。
明らかに、年齢が下がるにつれて「伝えたい料理」におふくろの味は出てこなかった。

私自身、羨ましいって思った。
その時代は貧乏で食べることだけでも大変だったのに。

私にピンとくる、「おふくろの味」って。。。なんだろう。
母には本当に申し訳ないけれど、思いつかない。

子ども達に私は伝えられているのだろうか。
不安にもなる。

私は父が転勤続きだったから、心のふるさとの原風景はない。
今引越し続きの子ども達もそうだろう。

せめて、舌の上にだけでも。。。
心のふるさとは作ってあげたい。
帰る場所を作ってあげたい。








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Posted by あんこだま at 00:49│Comments(4)私時間
 

この記事へのコメント

子どもの頃、母はフルタイムの仕事をしていたので
学校から帰ってきてたべるおやつは
明治産まれの祖母のおやつでした。
だから、私はかなり大きくなるまで
スナック菓子を食べたことがなかったです。


あまり料理が得意だったとは思えないけど、
私が今、ムスメに作っているおやつは
昔、自分が食べていたものに近いような気がします。

今の70代は、戦前の暮らしがわずかでも記憶にある最後の世代ですが、
今の60代以降は、完全に戦後の生活が人生そのもの・
そのことも、食生活・食文化に深く影響しているように
思います。
Posted by obiobio at 2009年01月09日 01:58
>obiobioさん

以前小児科の先生も言っていたけど、60年代は団塊の世代で高度成長期世代。

だから「物」「お金」「成長」の時代だったかな。自分の子供の子育てに関わっていないおじいちゃん、おばあちゃんが多い。核家族化、都会化が始まった世代。

私達の世代のキーワードってなんだろうね。

私は両祖父母には生まれて記憶がある限り5回くらいしか会っていないの。

だからおばあちゃんの手作りのおやつって、とっても羨ましい!
Posted by あんこだま at 2009年01月10日 03:49
そうですね。
私の味として、何を伝えているだろう??
難しいです。

私の母は、料理を習っていた!と言っていたわりに、イマイチでした。
でもたまにすご~くおいしい時があり、
そのときは嬉しかったなぁ。

最近になって子どもたちが
「今日は何?」と聞いてきて応えると
「やったぁ!」と言われるのが楽しみ。

2つの仕事を掛け持ちしているので
たいしたものは作れないけど

こういう時間が積み重なって
記憶になっていくのだろうな・・・
とあたたかい気持ちになります。

そして言われるのだろうな。
イマイチだったけど、
たまにうまかった!と。
Posted by hahaco at 2009年01月10日 10:16
>hahacoさんへ

私も料理の腕はイマイチだろうなあ^^;

でも食べるってことそのものが自分を創り出す営みかなあとも思います。
Posted by あんこだま at 2009年01月12日 14:42
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