子育ては毎日の食卓からーひらがな料理普及隊09・10vol3

あんこだま

2009年11月14日 23:43

・ 家庭料理を受け継ぐことは自分を知るということ。

前回海瀬さんのお料理教室で教わった、おこわ。
とっても手がかかっていて、だからこそ美味しくて圧巻でした。
米のつぶが光って、主張しているんです、冷めても硬くならない。 

それにしても何故あんなに美味しかったのか。。
そこには海瀬さんのお祖母さまの物語がありました。

「私のおこわの作り方はとっても手がこんでいるの。
おこわは普通蒸すのに45分くらいだけど私は1時間半くらいはかけています。

おこわが握れるくらいになったら小豆が切腹(割れない)しないように煮汁と一緒に入れます。
そして下から蒸気が上がったら、おひつにあけて、団扇で扇いで、
そこに日本酒を回しいれて、また団扇で扇いで仕上げます。

この方法は祖母のやり方だったの。
祖母はお祭りには必ずおこわを作って、食べた皆さんから美味しいって褒められていたそうです。」

おこわからお祭りの華やぎが伝わってきます。
海瀬さんのお祖母さまの真心や誇りが伝わってきます。

美味しいものには歴史がある、物語がある。
家庭料理を受け継ぐということは自分のルーツを知ることでもあり、
先祖に感謝する、知恵を生かすということでもあるのですね。

郷土料理の奥深さの訳を一つ知ることが出来た気がしました。


・ 地域の食文化は毎日の食卓から。

「ひらがな普及隊」の娘さんが部活の打ち上げに、
お家でポテトサラダをいっぱい作って持っていったそうです。

誰からも持ってこいなんて言われていないのに。。
親の背中を見て育っているんですよね。

何か会が終わると長野の女性達は自慢の1品を持ち寄り互いをもてなす、
その心を見ていた娘さんはしっかり受け継いでいたんですね。

食べる方を思いを馳せ、自らの手で作り、もてる技量を注いで作る。
それがまた喜ばれる、励みになる。
人に尽くし、人に感謝される。
それが料理を作る心。

娘さんが打ち上げに持っていく料理を作っているときも、
きっと食べる方を思い出し、喜びでいっぱいだったのではと思います。

家庭で料理を作ること。
これは立派な子育てなんだと改めて思い、とても自信になりました。

そして毎日の食卓から地域の食文化は作られていくんですね。



子育てって。。
特別何かすることではなくていいんだな、って思えた瞬間でした。

それよりもむしろ毎日、毎日を丁寧にまっすぐと生きること。
親として、大人として道を示すこと。

それでいいんだ。

書くことで導き出せて、この出会いに感謝しました。


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