「となりのミドワイフ」

あんこだま

2009年06月07日 21:54





やっと読めました。
先月保谷助産師さんからいただいた「となりのミドワイフ」。

これを読むのには。。ちょっと勇気が要りました。
茅野市で自分が置いてきたものと向き合う必要があったから。

でも読後感はすごくあったかい気持ち☆
それは著者の熊手麻紀子さんのお人柄なんだろうな。

すごく理解できたのが
熊手家のお子さんの育ち方。

熊手さんは助産院で3人のお子さんを生んでいるんだけど、
偶然に引き寄せられたものが大きかったと思う。
でもその偶然を宝と感じて、自分の気持ちに真っ直ぐに突き進んでいく。

でも(この点は私自身すごくすごく悩みでもあるのだけど)
子育て支援ほど、公の力が強く、個人の介入が難しく、全くお金にならない。
熱心になればなるほど、金銭的にも、時間的にも持ち出しが多くなる。

それを埋めてくれるのが熊手家のお子さんであったと思う。。

子どもってちゃんと見ているのだ。

親が何故働いているのか。
その意義は何なのか。
何のために働いているのか。。。

仲良く育ち、
自分のことは自分で出来、
親の仕事を助ける子どもに育ったそうです。

圧巻だったのが、
熊手さんが子どもの学級で性の授業を頼まれたときに子どもにそのことを伝えたら
OKを出したのこと。
それも第1子も、第2子も。

ちゃんと性と向き合い、受け止めていたんだよね。
すごい。
私、大人なのに向き合っているのかしら。
ちゃんと子どもに伝えられるのかしら。

熊手さんの子育てを中心に感想を書きましたが、
著書には、何故お産にこだわるべきなのか、が情熱いっぱいに書かれています。

お産が変われば、子育てが変わる。
お産が変われば、必ず社会は変わる。
そのためにもミドワイフ=助産婦さんは絶対女性のとなりにいてほしいのです。

是非もう一度。。
お産について考えてみませんか?





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