「私の出会った子どもたち」

あんこだま

2009年05月28日 06:04

ルウ゛ァンさんのパンって…なんで美味しいんだろう?





本当に美味しいって、心が、身体が感じるものって、多分微妙な差なんだと思う。

その差は…
きっと作り手の心。

心が真っ直ぐで、澄んでいるとその時のパンの状態や、空気感に合わせて整えることが出来るんだと思う。
先日お邪魔した時もお店は人で賑わっていたけど、スタッフさんからは心のざわめきは伝わってこない。
いつ来ても同じ空気がある。

いただいたコーヒーもすっごく美味しかった。



私、灰谷健次郎さんの大ファンです。

去年、やっぱり上田のエディターズミュージアムにお邪魔して、
小宮山量平さんのお話を聞きながら、亡くなったことが悲しくって涙が止まらなかった。

「僕が亡くなっても悼む会などしないで、悲しまないで」。
それが灰谷さんのメッセージだったと聞いた。
だから今年は灰谷さんを近しかった方のお話から感じてきました。


私が心に響いたのは「私の出会った子どもたち」。





灰谷さんの「兎の眼」「太陽の子」などが出来上がるまでのご自身の半生を子どもたちとの交流を中心にしながら書いてあります。

本を読んだのは大学生のとき。
なんで私って生きているんだろうって、
自分の生を肯定できない自分がいて。。

灰谷健次郎さんは自分にとって心の支えだった。

「絶望をくぐりぬけたところに本当の優しさがある。」
この言葉は私の座右の銘です。

もうちょっと時間が作れるようになったら
冬間近になったら。。
小宮山さんへの直筆の手紙から灰谷さんを感じに、
もう一度上田に行こう。



あなたの知らないところに
いろいろな人生がある

あなたの人生がかけがえのないように
あなたの知らない人生も
また かけがえない

人を愛するということは
知らない人生を知るということだ

「私の出会った子どもたち」に掲載されている「ひとりぼっちの動物園」より抜粋です。
灰谷さん、ありがとう。






関連記事