辰巳芳子先生講演会

あんこだま

2009年03月22日 00:23

今日はとっても嬉しい日だった。

ずっとずっと会いたかった料理研究家の辰巳芳子先生に会えたから♪




長野にいながら。。。この情報は友人に聞きました。
Tちゃん、本当にありがとう~☆

辰巳芳子先生の本を読んで。。今でもその当時の驚きは覚えている。
「味は素材でおのずと決まるもの」

この言葉に最初は???
味ってつけるもじゃないの??
素材の味がしっかりあれば。。。調味料って添えてあげればいいんですよね。
やっと気づいたのでした。

著書の出会いから数年。
辰巳芳子先生は水晶のように透明で、磨がれたナイフのようによく切れる方だった。

先生って御年いくつなんだろう。。。
話す言葉にタメがないの。
「えっと」もないし。
話し言葉でもものすごく吟味されていた。

辰巳芳子先生が今力を入れている大豆100粒運動

大豆100粒運動のお話の中で一番心に残った言葉。
100粒運動の‘意思‘の冒頭の言葉。

「生命はもろいものです。」

人は何故食べるのか。
人が成り立っている、もろいバランスを守るため。
食べることで細胞の刷新が行われている。

また食べることで魂も養われている。
細胞が欲しがっている手ごたえ感が人間らしさの基本になる。
薄紙を重ねるような毎日の食べる作業で、人は自分を信じられるようになる。

自分を信じることで人を信じられるようになる。
希望も育つ。
信じることと、希望は両輪のようなもの。
両方がないと愛は育たない。
愛とは、対象の上に良いことを願う、意思です。。。。


辰巳先生が講演中、何回も言っていた言葉は
「人間らしく」生きる、ということだったように思う。

人とは考えること。
実際に考えたことを動くこと。
書くこと、残すこと。
いい判断力をつけること。
賢く選ぶこと。。。。

これを小学校から交流を続けている新中学生にも語っていた。
辰巳芳子先生はその子ども達や先生のこともすごくよく覚えていた。
それに色紙を渡されると本当に心から嬉しそうに受け取っていた。

すごい人は小さな人、小さい出来事を本当に大切にできる。
私は辰巳芳子先生とその子ども達の交流を見ていて、涙が出ちゃった。
辰巳芳子先生がピュアで、対等で、知恵を伝えていて。
子ども達はちゃんと応えていて。
すごいなあと思った。

人の生きる道って色々あるんだと思う。
でも本当の生きていく道って一本で、その人なりの色がかかっているだけなんだと思う。
私のその色はなんだろう。

今日のお話でもあった。
「続ける中で何かが生まれる。」
今の感じていることを大切に自分なりに続けていこう。

















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