命を伝える
本日長野市農政課主催「農と食の環つくりリーダー養成講座」が終了しました~。
私にとってけっこうしんどかったこの講座。
なんせ、農業と伝統食への憧れで申し込みをしてしまったこの講座。
でも参加者はエキスパートばかり。。
宿題もしっかり出るのですが、調べても調べても、土を見ることもあまりない環境にあるので。。
頭に何にも入らず。
つらかった。
私にとって講師の先生方に会えるのも魅力で。
農業について、食文化について、食材について、
こんな見方があるんだ~ってとても興味深かった。
でも一番はやっぱり主催者の池田玲子先生とお会いできたのがすごく嬉しかった。
母親になり、常に考えさせられてきたこと。
命の大切さって子どもにどうやって伝えればいいんだろう。
以前、おもちゃ図書館の代表の方に、
「今の子ども達は命と触れ合う機会さえもあまりない。
たとえば、虫えお殺すのも子どもにとっては大事な経験。
でも親がかわいそうだから殺しちゃ駄目ってその機会も奪ってしまう。」
と話を聞いた。
駄目っていうのはとても簡単。
でもそれで子どもに命の大切さが伝わっているとは到底思えない。
日々、どうやって子どもに伝えればいいのか。。
食べるとき、いただきますって言うのは命をいただいえちることなんだよ、と言っても
伝わらないだろうなあって思っていた。
なんとなく、何かが足りないって。
今日、最後に池田先生は
「子ども達に一番伝えなければいけないこと。
それは命を伝えること。
りんごが赤くあんるのは何故?
それはいいよっていう合図。
その合図で鳥が食べる。
食べても種は食べられず、どこかに落ちる。
そしてそこからまた新しい命が生まれる。」
「その食べ物の気持ちになって考えてね。」
「命の仕組みにはひとつひとつ訳がある。」
「思い込みを捨てて、その奥にあるものを見てちょうだいね。」
池田先生を見ていると、ちょっと失礼だけど、年をとるってステキだな、って思う。
私も知恵を身につけたい。
将来、こんな女性として生きて生きたいって思う。
今日同じ受講生に調理師学校の副校長をされていた方がいて、
いつも話がとても機知に飛んでいてステキなんです。
今日は「食材」について。
「食材が今は食罪になっている。
安全が失われ、ただお腹を満たすだけのものになっている。
もう一度真剣に、日本中の人が食材が食財となるよう、真剣に考えるときがきているのではないか。」
参加されているみなさんが自分と向き合い、
自分には何が出来るかを考えていて、
心の光が見えました。
ステキな講座でした。
私ももう一度、食に関わるものとして、命を伝えることについて考えたい。
関連記事